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日々のこと昔のことお菓子のこと
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今になって分かること。
今日は夜にお仕事だったので、朝あるパン屋さんに行ってきました。

そのパン屋さんは、しあわせをはこぶパンのやっさんとよーこさんに紹介してもらった、2人の元同僚の方がやっているパン屋さん。

その方はフランスに渡り、パリの職場でご主人と出会い、こちらでパン屋さんをオープンさせたそうでフランスに行く前に紹介してもらいました。


フランスに行く前のこと。
正直、フランス行くぞ!って決めたは良いけど、どうしたらよいか何からしたらよいか全く分かりませんでした。
ビザ申請にはいろいろ準備が必要だけどよく分からない。
そんなとき紹介して頂いて、頼りたい気持ちでいっぱいでした。
メールで何度かやり取りをして相談したりしていましたが、あるとき、その方に言われた言葉がありました。

”ここからがフランスへの試練だと思って(笑)自分でやってみるのはいかがですか?フランスに着いた後は何もかも(家探しから仕事探し、その他もろもろ)フランス語の中自分ひとりでやらなくはならないですし。”

ビザ申請にはいろいろな業者が代行をしています。
もちろんだいたいの業者が有料です。
わたしは運が良かったのか悪かったのか、見つけた業者がビザ取得代行から学校手配などのサービスで5万円という高額な会社でした。
あの当時は、5万円でもビザが取れるなら…と迷いましたがやっぱり出せず。
だから結局、ビザ申請から学校探し、入学手続きや海外送金まで全て自力でやりました。
後から学校で聞いたらほとんどみんなが代行を使っていましたが、もっと安い業者があったみたいです。もしその業者を探せていたら使っていたと思います。
でも、やればできるのです。
実際、こっちに来てから自分のことは全て自分でしていかなければいけません。
どんどん知恵がついてきて、強くもなっていけます。
このブログをずーっと読んでくれている人は、わたしがいつも元気に楽しく毎日を送っていると思うかもしれませんが、実際はそんなこともなかったりするんです。
大変なこともたくさんあります。
でも日本でやれることは、日本語が通じるんだから何とかなるはずです。


あのときああやって言ってもらえたことを、今になってとても感謝していました。
きっとわたしも誰かに聞かれたら同じように答えると思います。
それはきっと同じ辛さを先に感じていたから伝えられたことなんだろうと思います。


お店は居抜きらしく、壁や床、天井などとっても素敵な内装でした。
厨房も見せてもらいました。
申し訳なくも長居してしまいました…。
クロワッサンがとっても美味しかった!

ケークは明日のお楽しみ。

いろんなお話をさせてもらえて、これからの自分を考えるいい機会となりました。
出会いに感謝です。
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パリって、やっぱりすごい。
フランスは今、冬のソルド真っ只中!

金曜日のこと。
朝お仕事が一緒だった子に、良かったらこの後ソルドに行きませんか?と誘われました。
それが、ある有名なナンチャラっていうブランドのソルドで、お店は今50%オフなんだけど彼女と一緒だと75%オフになるとのこと。
彼女はファッションデザインや服飾製作の勉強のためにフランスに来ていて、研修先の関係で安くなるらしい。
そのナンチャラっていうブランドは日本でもとても有名らしくてものすごく高いらしいのだけど、とにかくこんな機会がないと行くことのできない場所であろうと思い、着いていくことにしました。

同僚の子と、その友達とブティックへ。
ものすごいお値段のお洋服やカバン、靴がいっぱい!
へーーーー
と思いながらよく分からない世界を楽しんでいました。
そんな中、可愛らしいヒールのショートブーツを発見。
冷やかし程度に履いてみる。

すると、欲しくなる。笑


こっちに来てからヒールの素晴らしさを熱弁される機会があったり、年齢的にも1つくらい持っていなくちゃダメかなあ、なんてぼんやり考えていました。
でもどう考えてもピンヒールなんてムリ。
あんな靴で歩ける人は本当に憧れます。
でもこれはヒールも太い。

さてさてお値段はなんと今の家賃よりも高い‼︎
なんなら、リヨンの2ヶ月分の家賃よりも高い‼︎

でも75%オフならまだ靴に出せる金額…
迷う迷う。
もし気に入らなくても日本で、買った金額以上で売れるから大丈夫だとみんなに言われる。


ずーっとなにかこの1年の記念になるものを買いたいなあと思っていました。
アクセサリーでもなんでも良かったんだけどこれってものがない日々でした。
だから…勢いで買いました‼︎‼︎

それから職場で何気なく、靴を買ったんですよーなんか有名みたいですよーなんてブランドだったかなー
とか話していて、みんなふーんって感じだったのに、後から同僚の子がお店に来て、ブランドの名前を聞いたらみんなびっくりしていました‼︎
みーんなそのブランドを知っていました。

ちなみにブティックには、ある日本の女優さんがいてお買い物していました。
翌日こっちでブティックをやってる日本人男性とたまたま話す機会があり、いまあの女優パリに来てるよーと言われ、わたし見ましたよーって話になりました。
隣にいたイケメンはモデルの彼氏なんだそう。
やっぱりすごいブランドなんだなあ。

それで、お家に帰って調べてみたら日本語の公式ウェブショップがあって、買ったブーツもありました。


金額をみた瞬間
…(´・_・`)

Σ(゚д゚ )
日本だとこんなにするのか…

はい。
この靴が似合う女性になれるよう、頑張ります。
気合入った!
わたしのお仕事先のシェフ。
とっても厳しくて優しい。
わたし、めちゃくちゃ好きです!
多分年齢は父親くらい。
仕事に厳しくて、お客様に最高のサービスをすることを常に忘れない。
注意されても苦にならない、常に緊張感を持ちながらのお仕事。
でも普段はすごく優しい!
賄いを作ってくれるとき、
大盛りかー?
と聞いてきたり、
わたしがお菓子関係のお仕事だって知っているから、
あのパティスリーは行ったかー?
とか、いろいろ話しかけてくれます。
お菓子のお仕事ではありませんが、飲食業という同じくくりのお仕事なので通じるものも多くて本当に勉強になります。
正直な話、パリのお仕事は何でも良かったんです。
パリでの目的は食べ歩き。街歩き。
とにかくいろんなお店のお菓子を食べてみたかった。
でも最後の最後でとても良い職場に巡り会えました。
たくさん注意されるのにモヤモヤしないのはやっぱり言っていることに間違いがないし、とても落ち着いているからだと思います。わたしが常に目指したい”余裕”がシェフからは見えるし、しっかり全体を把握している感じが伝わってきます。


今日はお仕事の集まりがありました。
みんなでお食事をしました!
とても楽しかったです。
わたしの職場はグループがいっぱいあるのでたくさんの人数でのお食事でした。
社長のお話も面白かったし各店のシェフのお話もとても良かった。
しかも!
途中でくじがあり、3等のパリの高級和食屋さんでの食事券100ユーロ分を当てましたー!!
やったーー!!
さらにさらに!
4等の日本人シェフの高級フランス料理100ユーロ分を当てたフランス人から交換しない?とのご提案!
ラッキーー!
わたしとしても、できれば和食よりフランス料理が食べたい!!

でも…誰と行こう?

と、考えていました。
そしたら、たまたま最後に横にふらっと座った女の子がいました。
それで話すうちにパティシエールで同い年、何だか境遇も似ている子だと分かりました。
わたしも彼女も、普通の学校を出てから製菓学校に行き直した組。
それで、お互いのスタージュの話やパリのお菓子、リヨンや南のお菓子の話をするたびに意気投合。
良かったらさっき当たったフランス料理一緒に行きませんか?!
と誘ってしまいました。

わーい、パリで友達ができました。
しかも可愛くて(←重要)優しそうで嬉しい。

職場の方もみんないい人。
だいたいみんなわたしより若くて、優しくしてくれます。ありがたいなあ。
あとは早く仕事を覚えなくちゃです。


パリに来て、最初正直何をしたいのか目的を見失うというか、もちろんお菓子のことを忘れたわけではないけれど
”パリに行く!”
ということばかりに気が行ってしまっていたから、いざパリに着いたら右も左も分からなかったり、すぐにテロがあったり、旅の疲れだったり…で、くすぶっていました。
でも!
またいろんな人に出会ってパリのお話をいろいろ聞いて、気合入ったー!
わたしにはお菓子があって、ラストスパート、パリでまた勉強しなくちゃ。
北にも行かなくちゃ。

もっとパリを楽しみます!
最近のことや最近の感情。
お仕事が始まっています。
また新しいことが始まっては終わり、始まっては終わり…
でもこれがきっと最後です。
正直、ほ…

やっぱりパリはすごいです。
すぐにお仕事も決まります。
本当はやってみたいお仕事も他にたくさんあったけれど、あと3ヶ月間の自分とパリとお仕事と…と考えた時に、余暇の時間を楽しめる方を選択しました。

この前リヨンの友達と遊んだときに言われた一言。
3人ともほぼ同時にリヨンに来ています。
”あと3ヶ月やけど、ビザがまだ4分の1残ってるって考えたらまだまだ時間ある感じせーへん?”(←関西の男)
なるほどなあ。
確かにまだ3ヶ月あるんだなあ。


お仕事が終わって24時ごろ帰ると、マダムがメールをくれます。
音で帰ってきたって分かるから。
大丈夫?とか、明日も仕事なの?とか。
今日は夕方に帰ったからすぐまたお部屋に来て、大丈夫?ボスはいい人なの?明日は何時から?
お母さんよりお母さんみたい。


パリに来たら地理的にオランダやルクセンブルクに行きやすいなあと思っていましたが何だか今はもうまた気を張る元気がなくて、自分のお家があることに喜びを感じながらまたいつかかなあと思っています。
ドイツくらいならふらーっと行こうかな。


お給料をもらったら日本に持ち帰る気なんてなくてとにかく外食したり、ケーキを食べたり、美術館に行ったりして使い切るくらいの気持ちです。
わたしの家の近くは本当に賑やかで、ジャム屋さんや蜂蜜屋さん、いろんなパテのお店やチーズ屋さんなど本当にいろいろあります。もちろんパン屋さんケーキ屋さんもたくさんだし、雑貨屋さんやレストランなんかもずらーって道を挟んで右左に並びます。
だから歩くだけで楽しめるし、日曜は本当に人がいっぱい。
わたしも早くあのジャムを試したい…美味しかったらグテ会に参加させたいなあ。12月の旅で南仏のお給料はほとんど使ってしまったので今はちょっと我慢。


今日は夜からお仕事なので朝はクリニャンクールの蚤の市に行ってきました。

なんだか大須商店街の路地裏みたい。
今日のパリはいいお天気だけどすごく寒かったです。見て回るのが寒すぎて辛くなるほどでした。
そしたらお店のおじちゃんがわたしがブルブルしているから、寒い?って聞いてきて、手が冷たいよーなんて話していたら、チョコがあったかなーとか言って、くれました。
わーい。
そしてやっぱり、日本人?からのどの県かを聞く…もうみんなが聞くから決められている質問なんじゃないかと思ってしまう。トーキョー、オーサカ以外分かるのかな…。


そして帰り道、知らない人からお菓子をもらっちゃったよ!食べちゃったよ!だめじゃん!
と、すっごいくだらないことを考えていたのでした。
ご機嫌な1日。
わたしは今、フランス人のマダムからお部屋を借りています。
小さなお部屋が好きなわたしにとってここはとっても住み心地が良いです。
マダムは真横のお部屋に住んでいます。
そして、毎日来ます。

-猫ちゃんの病院に付き合える?
-このお店が求人していたからメールしなさい!
-スープを作ったから食べてー

今まで会わなかった日はありません。
まるでホームステイしているみたい。

そしていっぱいお手伝いが必要です。
物を運んだり、ゴミを捨てたり。
足腰が悪いので杖での生活をされています。
もうお手伝いさんのようにアレしてコレして言われます。笑

わたしは今までいかにくちゃくちゃなフランス語を使っていたのかと痛感するほと厳しく厳しく注意されます。
昔先生だったそう。

とってもキレイ好きだからベッドがキレイになっているかお部屋にチェックしに来たり。
とにかく優しくて厳しいです。


今日、パリのお仕事が決まりました。
よかったあ。
期間が短いから雇ってもらえるだけで本当に感謝です。
でも1番喜んだのはマダムでした。
今日は面接が終わったら結果を伝えなさいよ!
と、朝言われる。
なぜなら前に友達と遊んだ日は別の面接があって、
大丈夫?
とか、
面接はどうだったの?
とかメールがきました。
わたしが遅く帰ったから(とはいえ22時くらい)次の日怒られる…

今日は面接が終わって真っ直ぐお家へ帰りました。
そして受かったよーって言ったら、めちゃくちゃ喜んでくれて、
今夜はシャンパンを飲みましょう!とウインク。
あーフランス人。
いくつになってもウインクがかっこいい!

そして2人でシャンパンを飲みながらフランス語のお勉強。
アユミは全然喋れないわねえ
と言われながら今日あったことをフランス語でおしゃべりしました。
直されてばかり。

マダムの昔の写真を見せてくれました。
もうめちゃくちゃキレイ‼︎‼︎
今でもキレイなおばあちゃんだからそりゃもちろんキレイだよなあ。
お人形さんみたいでした。
マダムの過去の恋愛話も聞いて楽しかったなあ。


今朝はまた猫ちゃんの病院があって運ぶお手伝いをしたんだけど、今日は面接もあったし病院は付き合わずでした。
途中の道で車から降ろしてもらい、携帯もお財布もない状況でお家の近くだけど知らない道をフラフラ歩いていました。
途中、かっこいい雑貨のお店を見つけて入りました。11時すぎくらいだったから開いたばかり。
店内にはカウンターのみのお席が少しあって、雑貨を見ていたら
-カフェを飲むけど一緒にどう?
ってオーナーさん。
-お金がないんです…
-タダでいいよっ
お店には日本語の書いてある商品も多く、世界のかっこいい雑貨や文具、作家物のお皿やカップが並んでいました。
-日本人?
-はい!
-今ちょうどミドリのカタログを見ていたところだよ!
なんて会話しながら良い時間。
-わたし、今は近くに住んでいるんだけど4月に日本に帰る時の友達へのお土産を探していて、フランスの会社のものはありますか?
って聞いていろいろ紹介してもらいました。
楽しくてすっかり長居してしまいました。

今って、ほとんどのものが日本で手に入ると思います。
わざわざ外国で買わなくてもよくなってきちゃって嬉しさ半分つまらなさ半分。
だから紹介してもらったいくつかのものをすぐお家で調べたら、ほらやっぱり東京一号店ができました!の記事。

わたし、帰国したら”グテ会”というのをやりたいなあと思っています。
goûterはフランス語でおやつとか味見するとかいろんな意味があります。
研修中にしょっちゅう、
アユミ、グテだよー
アユミ、グテしたい?
なんて言われたのでした。
グテ会で並べるものはわたしがフランスで出会って美味しかったものや食べたいけど1人じゃ多いものや珍しいものを予定していて地方への旅行や日々のお買い物に行くたびに考えているのですが日本で買えちゃうんじゃ…ってものも多いので、できるだけあっと言わせられるものを持って帰りたいです。


話は脱線しましたが今日は楽しい1日でした。
雑貨屋さんに今度はショコラショーを飲みに行こうっと!
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2013年7月で閉店した長谷川焼菓子店のあれこれいろいろ書いてます。
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